〇New Scientist
"Fracking health risks: Drilling into the unknown"
「Fracking」。ここ数年はやりの技術だそうで、水や砂、薬品を高圧で注入することによって、地下深くにあるShale(頁岩)を割って、トラップされているガスを得るというもの。アメリカではかなり行われているようだが、これに伴って、大気汚染や水質汚染が起きるのではという指摘が問題になっている模様。NSは危険性は小さいという論調。
〇New York Times
"
A Scientific Look at the Dangers of High Heels" Jan 25, 2012
そこら辺を歩いているヒールのねーちゃんを見てると、いかにも危なっかしいので、言わずもがなといった感もあるが。。 ハイヒールの歩行への影響を生物力学的に解析した研究の紹介。ヒールをはくと、短くてより強いストライドで歩き、常に曲がった、つま先立ちの状態になるという。まぁ、観察の通りなのだが、おもしろいことにこうしたパターンは、ヒールを脱いで裸足で歩いても続けて見られたという。その結果、ふくらはぎの筋肉には相当な負担がかかっている、と。健康上はリスクがあるとのこと。
"
Ritalin gone wrong"Jan 28, 2012
アメリカでは300万人の子供たちが、AD(注意欠陥)の「治療」に薬を飲んでいるという。Ritalinは薬の名前でStimulant(興奮剤)の一つ。よりアクティブにさせることで集中力を高める効果があるようだが、このエッセーによるとそうした効果も長期にわたる服薬により薄れていくとのこと。所謂順化だろう。薬の効果は思われているほどではなく、ADの治療にはより複合的なアプローチが必要とのこと。アメリカの子供が薬漬けになっている事実はそこここで報道されているが、日本ではどの程度、効果の薄い治療薬の服用が行われているだろう?
"
Restored Edison Records Revive Giants of 19th-Century Germany" Jan 31, 2012
エジソンの研究所に保管されていた、蝋の円筒(蓄音機の記録媒体!)に、19世紀ドイツの「鉄血宰相」ビスマルクの声が保存されていた、というニュース。これまで知られている中で唯一のビスマルクの声の録音とのこと。NYTのサイトで聞けるので聞いてみたが、雑音がなかなかすごいものの、うっすらとおっさんの声が聞こえます。
"
Path Is Found for the Spread of Alzheimer’s" Feb 1, 2012
これまで謎だった、アルツハイマー病の進行についての大きな知見が得られたというニュース。神経細胞をTauという蛋白質が伝播していくことが、病気に冒された部位の増加の理由だろうとのこと。抗Tau抗体を使った治療の可能性もあるようだ。
トランスジェニックマウスを使ったこの研究は、二つのグループが発表していて、NeuronとPLoS Oneにそれぞれ論文が発表された。後者へのリンクは
こちら。
〇書籍
"
Guitar zero"
神経科学の研究者が、40歳の誕生日を前にギターを習得しようと思い立ち、音感がないにもかかわらず、一年間休職(正確にはサバチカル)してがんばった様子を書いたという本。NSとNYTの双方の書評・記事で取り上げられていた。
早速Kindle版を購入。